ゲーミングデバイス

ゲーミングPCについて解説!パーツの知識やスペックの決め方などをご紹介します

  • ゲーミングPCに関する、基本的な知識を得たい方
  • ゲーミングPCの選び方や、スペックの決め方にお悩みの方

はじめに

今回の記事は、ゲーミングPCのパーツ解説をはじめ、選び方、スペックの決め方など、できる限りわかりやすく解説しました。

これからゲーミングPCを購入される方の参考になれば幸いです。

ゲーミングPCとは

実は、ゲーミングPCに明確な定義はありません。

あえて定義するならば、「グラフィックボードを搭載しており、高負荷のゲームプレイに耐えうるだけの十分性能を備えているパソコン」でしょうか。

グラフィックボードの役割については、後述しますが、ご家庭にあるようなパソコンには、グラフィックボードは搭載されていません。

ゲームによっては、グラフィックボードがなくても、CPUの内蔵グラフィックスで問題なくプレイできるものもありますが、基本的にはゲーミングPCを語る上で必須となるパーツです。

参考:インテル UHD グラフィックス 630でどこまでゲームができるか?

また、直接性能に関わる部分ではありませんが、ゲーミングマウスやキーボードと同様に、ケースやパーツがLEDで装飾してあるなど、ユニークなデザインも、特徴と言えるかもしれません。

ゲーミングPCを構成するパーツ

CPU

CPU(Central Processing Unit:中央演算装置)とは、人間で言えば「脳」にあたるパーツです。

パソコンの処理能力を決定する最重要パーツであり、CPUの性能が悪いと、ゲーム中の処理が追いつかず、快適にプレイすることができない為、妥協することはできません。

CPUは、現状Intel社のCore iシリーズとAMD社のRyzenシリーズの二択ですが、特にこだわりがなければ、Intelを選べばよいでしょう。

それでは、intel Core i5-9600K BOXを例に、CPUの基本的なスペックを見ていきましょう。

メーカーシリーズプロセッサーナンバー接尾辞リテール品/バルク品
intelCore i59600KBOX

更に詳しく見ていくと、シリーズ、プロセッサーナンバーともに、数字が大きいほど高性能です。

また、プロセッサーナンバーのはじめの一桁は世代を表し、9600なら第9世代ということで、こちらも新しい世代の方が高性能です。

なお、第7世代以降はWindows 10でしか使えないので、注意しましょう。

接頭辞はカテゴリーを表し、Kはオーバークロックに対応していることを表します。

オーバークロックしない場合でも、無印よりもKありの方が高性能なので、性能を重視するならKありを選べばよいでしょう。

リテール品とは、パッケージに梱包された正規品のことで、ボックス品とも言います。

つまりBOXとは、リテール品であることを表します。

一方、バルク品とは、パソコンメーカーなどが製造過程で仕入れた大量のパーツの余り物のことで、安価な反面、エアキャップなどで簡易包装されており、説明書や保証書が付属していなかったりします。

決して中古品というわけではありませんが、不安なら、リテール品を選べばよいでしょう。

更に詳しく見ていくと、

画像引用元:インテル® Core™ i5-9600K プロセッサー |  intel

コアとは、CPUが処理を行う部分のことで、CPUの性能に直結する部分です。

基本的にはコア数が多いほど、CPUの性能は高くなります。

スレッドとは、CPUのコアが処理できる仕事の数のことです。

原則的には、1コア=1スレッドですが、ハイパースレッディングという技術によって、1コア=2スレッドを実現しているCPUもあります。

動作周波数とは、CPUの処理速度を表し、ターボ・ブーストとは、特定のコアに処理が集中しているときに、一時的にそのコアだけ動作周波数を上げる機能です。

キャッシュとは、CPUの内蔵メモリのことです。

バススピードとは、CPUとそれ以外の間でのデータ転送速度のことです。

TDP(Thermal Design Power)とは、熱設計電力のことで、消費電力や発熱量の目安と考えればよいでしょう。

CPUクーラー

CPUクーラーとは、CPUの熱を吸収し、冷却するためのパーツです。

ゲームや動画のエンコード等、CPUに高負荷がかかる処理によって、熱暴走が起こるのを防ぎます。

ファンによって空気で排熱する空冷と、ラジエーターという冷却水によって排熱する水冷があります。

水冷クーラーは、LED付きのものが多く、見た目も美しいので、内装にこだわりたい方はおすすめですが、コストパフォーマンスに優れるのは空冷です。

特にこだわりがなければ、空冷を選べばよいでしょう。

マザーボード

マザーボードとは、PCシステムを構成する基本的なパーツを搭載するためのパーツです。

具体的には、CPU・グラフィックボード・メモリなどを接続します。

マザーボードがPC全体の性能に大きく影響を与えることはありませんが、

  • チップセットがCPUに対応しているか
  • CPUソケットがCPUに対応しているか
  • フォームファクタがPCケースに対応しているか

などを確認しておく必要があります。

チップセットとは、マザーボードに搭載されている、CPUと各機器を繋ぐためのパーツのことです。

CPUソケットとは、CPUを設置する部分のことです。

フォームファクタとは、マザーボードのサイズのことです。

いずれも、製品の説明欄に必ず記載があるので、しっかりと確認して、対応するパーツを選びましょう。

グラフィックボード

グラフィックボードとは、モニターに映像を出力するためのパーツです。

ゲームによっては、グラフィックボードがなくてもプレイできますが、3Dゲームなどは負担が大きすぎて、CPUだけでは処理することができません。

そのため、CPUの代わりに映像出力に関する処理を行うのが、グラフィックボードなのです。

画質やフレームレートに直接、影響を及ぼす部分であるので、CPU同様に妥協することはできません。

また、グラフィックボードの性能を引き出すためには、それに見合ったCPUが必要で、性能のバランスが重要です。

CPUとGPUのバランスの取れた組み合わせについては、以下の記事が参考になります。

CPUとグラフィックボード(GPU)の組み合わせ例を比較 | バランス表で第九世代CPU&RTX20シリーズグラボを徹底解説!ゲーミングPCのおすすめ構成と相性を見よう!

グラフィックボードは、現状NVIDIA社のGeForceシリーズか、AMD社のRadeonシリーズの二択ですが、特にこだわりがなければ、GeForceを選べばよいでしょう。

メモリ

メモリとは、SSDやHDDから取り込んだデータを、一時的に保存しておくためのパーツです。

SSDやHDDのように、物理的にデータを読み書きして保存するのではなく、電気的に保存するため、高速の読み書きが可能です。

メモリの規格は、いくつかありますが、現在はDDR4が主流です。

容量は、ゲーム用途の場合、最低でも16GBは欲しいところですが、メモリは簡単に交換・増設ができるので、予算が厳しい場合は、8GBでもよいでしょう。

また、容量を決定したら、例えば16GBなら、8GBのメモリを2枚用意しましょう。

これは、デュアルチャネルという技術で、同規格・同容量のメモリを2枚挿すことによって、データ転送速度を向上させることができます。

なお、DDR4-に続く4ケタの数字は、周波数を表しますが、intelのCPUでは、DDR4-2666までしか使えないので、注意しましょう。

SSD

SSD(Solid State Drive/ソリッドステートドライブ)とは、HDD(Hard Disk Drive/ハードディスクドライブ)と同様に、データを保存しておくためのパーツです。

HDDに比べて高速で読み書きでき、耐久性・静音性に優れるといったメリットがあります。

SSDにOSやゲームをインストールすることで、起動速度と動作が大幅に改善され、ローディング時間を短縮することができます。

これは快適にゲームをプレイする上で欠かせない部分です。

かなり安価になったとはいえ、HDDに比べるとまだまだ高価なので、OSやゲーム、よく使うアプリケーションなどをSSDに、それ以外はHDDに保存すると言った使い分けが一般的です。

容量は、メモリと違って交換に手間がかかることを考えると、多めに選択した方がよいでしょう。

特にゲームを複数インストールしたい方は、最低でも500GBは欲しいところです。

最近は本当に安くなりましたので、500GBなら9000円、1TBでも15000円ほどで買うことができます。

また、先ほどご紹介した2.5インチSSDよりも高速なM.2 SSDというタイプもあります。

こちらは接続方法が異なり、M.2スロットがあるマザーボードが必要になります。

HDD

HDD(Hard Disk Drive/ハードディスクドライブ)とは、SSDと同様に、データを保存しておくためのパーツで、頻繁に使わないアプリケーションや、映像などの大容量のデータを保存しておくのに便利です。

容量は、コストパフォーマンスに優れる4TBがおすすめです。

電源ユニット

電源ユニットとは、コンセントから流れてきた交流電流を、PCで使う直流電流に変換するためのパーツです。

しかし、全ての電流を変換できるわけではなく、いくらかのロスが発生します。

このロスの少なさを表すのが、電力変換効率です。

例えば、「80 PLUS」認証のある電源ユニットは、変換効率80%以上、つまりコンセントからの電流の80%以上を直流電流に変換できることを表します。

電源ユニットを選ぶ際は、この「80 PLUS」認証のあるものを選びましょう。

「80 PLUS」の中にも、変換効率によってスタンダード<ブロンズ<シルバー<ゴールド<プラチナ<チタンの6つのランクに分かれていますが、ゴールドがコストパフォーマンスに優れ、おすすめです。

また、規格(サイズ)がいくつかあり、PCケースやマザーボードに対応したものを選ぶ必要がありますが、ほとんどの場合、ATX規格のものを買えば大丈夫です。

電源容量の選び方は、BTO通販で有名なドスパラさんの電源容量計算機が、非常に参考になるので、ぜひ活用してみてください。

ケース

ケースとは、これまでに説明してきたすべてのパーツを格納するための入れ物です。

ゲーミングPCの顔となる部分であり、外観にこだわりたい方は、サイドパネルを透明にして、内装をLEDで装飾するのもよいでしょう。

また、ケース本体にLED装飾が施されているものもあります。

ケースの大きさには、ATX・microATX・Mini-ITXなどがありますが、ゲーミングPCの場合、拡張性や設置スペースのバランスを考えて、ATXが最も一般的です。

特に理由がなければ、ATXを選べばよいでしょう。

そしてケースを選ぶ際は、

  • マザーボードの規格に対応しているか
  • 電源ユニットの規格に対応しているか
  • CPUクーラーを取り付けた際にサイドパネルが閉まるか
  • 光学ドライブを取り付けたい場合は、5.25インチベイがあるか

などに注意しましょう。

静音性に関しては、実際に使用してみないと分からない部分が大きいので、Amazonの売れ筋ランキングなどから、気になったケースのレビューを参考にするとよいでしょう。

ゲーミングPCの選び方とスペックの決め方

プレイしたいゲームによって選ぶ

プレイしたいゲームがすでに決まっているのなら、まずはそのゲームの公式サイトに記載されている、推奨動作環境を確認しましょう。

しかしこれは、あくまでも最低限問題なく動作するスペックと考えるべきで、快適にプレイするためには、それ以上のスペックが必要になります。

ゲーム別の推奨スペックと、快適にプレイできるスペックについては、はじめてゲームPCさんの、ゲームタイトル別推奨スペック早見表が、非常に参考になります。

予算によって選ぶ

予算によって選ぶという選び方もありますが、それは予算がある程度用意できる場合のお話です。

極端に低予算の場合は、むしろ購入を控えた方がよいでしょう。

というのも、最近の3Dゲームを快適にプレイしたいのなら、最低でも10万円は必要になりますし、ゲーミングPCを購入するほとんどの方が、

ゲーミングPCを買ったから、ゲームをプレイするのではなく、プレイしたいゲームがあるから、ゲーミングPCを買うはずだからです。

例えば、「予算が5万円だから、5万円以内で買えるものにしよう」とした場合、ゲームを満足に動作させられず、設定でかなり妥協しなければならないということになりかねません。

逆に、15万円なら、ほとんどのゲームでかなり快適にプレイできるでしょうし、20万円以上なら、最高設定でプレイできるでしょう。

特に、対人ゲームの場合、PCのスペックがプレイヤーのパフォーマンスに少なからず影響を及ぼします。

もちろん、予算は考慮すべきポイントではありますが、安物買いの銭失いにならないためにも、予算ありきではなく、まずはプレイしたいゲームによって選ぶべきでしょう。

ゲーミングPCを購入するならBTO

BTO(Build To Order)とは、受注生産の意味で、ゲーミングPCの場合、既製品ではなく、パーツ構成を指定して注文することを言います。

主なブランド(メーカー)に、

などがあります。

デフォルトの構成のまま注文してもよいですし、パーツごとに選択肢が用意されているので、自分に合ったスペックにカスタマイズすることができます。

自分で組み立てる必要がないほか、企業の製品なので、アフターサービスや保証を受けられるのも、大きな魅力です。

自作する場合、PCに関する知識のない方は、パーツ選びから苦労しますし、組み立ての際に誤って壊してしまったり、組み立てても起動しないといったリスクもあります。

しかもそれらはすべて自己責任です。

自作に慣れていないのなら、ケースやパーツにこだわりがあって、とにかくオリジナルのPCを作りたいという方以外にはおすすめできません。

そういうわけで、とりあえずゲームがプレイできればいいという方は、BTOの方がよいでしょう。

ただし、BTOで購入する場合でも、PCの仕組みや、パーツについての知識は、あるに越したことはありません。

ゲーミングPCについて詳しく解説しているサイト

ゲーミングPC徹底解剖サイト

ゲーミングPCについて詳細に解説されており、各BTOメーカーが販売しているゲーミングPCについても、詳細にレビューされております。

BTOでゲーミングPCの購入を検討されている方は、必見です。

ARTJUKU

最新のおすすめのパーツや、構成を詳細に解説されており、パーツ選びの際に、非常に参考になります。

自作される方、パーツ選びや構成を考えている方は、必見です。

はじめてゲームPC

ゲームタイトル別の推奨スペックに関する記事が、特に参考になります。

スペックの決め方に悩んでいる方は、必見です。

まとめ

家庭用ゲーム機と違って、PCは、人それぞれスペックが違います。

だからこそ、本気でやるなら、満足に動くスペックのPCを買いたいものです。

各ゲームの推奨スペックを確認の上、BTOで安心、安全に購入しましょう。

それではみなさん、よきゲーミングライフを!

今回の記事は、以上です。

お読みいただき、ありがとうございました。